そんな風に感じているフリーランスの方は、実はあなただけではありません。
フリーランスにとって自分を売り込むことは必要。
でも、ガツガツ行くのが苦手でついひるんでしまう。
そんな方も多いのではないでしょうか。
会社員時代は「まじめで丁寧」と評価されてきたのに、いざ独立して自分を売り込むとなると、何から手をつけていいか分からず、モヤモヤしますよね。
わたしもかつては
「営業なんて絶対無理」
「自分を売り込む才能がない」
と毎日のように悩んでいました。
実績ゼロのフリーランスとして、この先どうすればいいのか途方に暮れていたんです。
でも、あるとき気づいたんです。
『自分を売り込む フリーランス』として結果を出すために、無理に「売り込む」必要なんてないんです。
むしろ、多くのフリーランスが自分を売り込むことにつまずく原因は
「売り込み」という言葉のイメージが強すぎるからかもしれません。
この記事では、売り込みゼロで自然と仕事が舞い込むX(旧Twitter)を活用した、新しい『自分を売り込む フリーランス』のコツを具体的にお伝えします。
『自分を売り込む フリーランス』としての第一歩は、ゴリゴリ営業することではありません。
あなたらしさを丁寧に届けることから始めましょう。
最後まで読めば、発信が苦手でも自然に自分を売り込む フリーランスとして結果を出すヒントが、きっと見つかりますよ。
あなたの未来を拓く一歩を、ここから踏み出しましょう。
なんでフリーランスがX(旧Twitter)で発信するの?
在宅ワークやフリーランスとして活動するわたしたちにとって、発信はもはや必須ツール。
なぜなら、会社員のように誰かが案件を振ってくれるわけではないからです。
そして数あるSNSの中でもわたしがX(旧Twitter)で発信する理由は、その特性にあります。
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リアルタイム性:
話題が即座に流れ、新しい情報にすぐ反応できるから
自分の発信も瞬時に届く可能性がある◎ -
拡散性:
良質な情報は自然に広がりやすいため
共感された投稿が思いがけない方に届くことも◎ -
情報密度:
140文字という短い文だからこそ、凝縮された知見が集まる
忙しい経営者や事業担当者の目にも止まる可能性が◎ -
ユーザー層:
経営者や事業担当者が多く情報収集に活用している
だからこそ、ビジネスにつながりやすい◎
「考え方・働き方・強み=価値」を言語化して発信することで
▶ 共感され
▶ 興味を持たれ
▶ 仕事を思い出してもらえる
つまり、Xは「知ってもらう・選ばれる・つながる」ための最適な場なんです。
他SNSと比べたXの強み
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Instagram → 写真・ビジュアルが中心(見た目や実績の印象重視)
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note → 長文で深い思考やストーリーを伝える場(SEOやファン向け)
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X → 短文で価値観・スタンス・強みが伝わる「日常的な信頼構築」の場
たとえ今、実績が少なくても、日々の仕事の姿勢や小さな工夫・気づきを発信することで、未来の依頼者と出会える“きっかけ”を自分自身でつくることができるんです。
自分を売り込みたいならおさえるべきX発信の基本ルール
「でも、なにを発信していいかわからない。」
そう思われたかもしれません。
わたしもそうだったから分かります。
だからといって、漠然と投稿をしていてもなかなか手ごたえは得られません。
まずは発信の10のコツを一緒に見ていきましょう。
① 誰に届けるかを明確に(ターゲットを具体化)
② スキルより「価値」を伝える(できること+どう役立つか)
③ 「やりました報告」だけでは弱い(理由とBefore→Afterをセット)
④ 140文字に「誰に・何を・なぜ」を凝縮
⑤ 「型」で構成(共感→結論/ビフォー→アフター/問いかけ→気づき)
⑥ 読みやすさ重視(漢字率3割以下、音読チェック、日常語を使う)
⑦ 目的を持った投稿(認知・信頼・行動の3段階)
⑧ 交流も発信の一部(共感+自分の視点を添える)
⑨ 完璧じゃなくてOK!まず出すことが大事
⑩ 書けないときはAIで「壁打ち」活用(言い回しや構成調整)
① 誰に届けるかを明確にする
誰にも刺さらない投稿は、誰にも届きません。
理想の依頼者を1人に絞り、
「あなたに言ってます」
と伝わる言葉選びを心がけましょう。
ペルソナが明確であればあるほど、あなたの言葉は自然と深く響きます。
② スキルより“価値”を伝える(できること+どう役立つか)
「○○できます」ではなかなか伝わりません。
本当に必要なのは、それが「どう役立つか」をセットで伝えることなんです。
たとえば、
「バックオフィス業務全般できます」
と書くよりも、
「業務プロセスを見直し仕組化することで、月末の残業を〇時間削減できます」
と伝える方が、断然「この人にお願いしたい!」と思いませんか?
③ 「やりました報告」から「提案型」へ
わたしも最初は、今日やった作業をそのまま報告するような投稿をしていました。
でもそれでは価値が伝わらないんです。
それを、「なぜやったのか」
相手にとって「どんな意味があるのか」を伝えることが大切です。
また、Before→Afterでの変化で示すのも効果的ですよ。
④ まずは140文字に「誰に・何を・なぜ」を凝縮
忙しい経営者は長文を読む時間がありません。
だからこそ、140文字という制限の中で、伝えたいことを凝縮する練習が超重要。
まずは投稿前に「誰に・何を・なぜ」を凝縮して言語化することを意識しましょう。
また、基本的に1ポストにつき1メッセージに絞るのがおすすめです。
⑤「型」で構成すれば伝わりやすく
伝わる投稿には、共通の「型」があります。
例えば、「共感」 から入って 「結論」へ導く。
「ビフォー」 →の状態から「アフター」の変化で魅せる。
問いかけ から 「気づき」に繋げる流れにする。
これらの構成は共感を得られやすく、最後まで読んでもらいやすくなります。
⑥「読みにくい」は読まれない
これは本当にもったいない子tですが、せっかく価値のある投稿も「読みにくい」だけでスルーされる可能性大!
漢字は3割以下を意識して、書いたら音読をして詰まりや違和感をチェックしましょう。
また専門用語をシンプルに言い換えることも、読まれるための大切な工夫の1つです。
⑦ 投稿には目的を持つ
なんとなく日常あったことだけを発信していてもスルーされます。
発信の目的は次の3つ。
①認知をとる : 知ってもらう
②信頼を得る : 実績・価値観を伝える
③行動を促す : 問い合わせや依頼につなげる
この3つのうち、どれを意識するか投稿ごとに決めて発信していきましょう。
誰のために書くのか?その目的によって、内容や構成も自然と変わっていくはずです。
⑧ 交流も“発信”の一部
リプや引用もあなたの「印象」に直結します。
わたしも最初は「どう返そう?」と悩んだものですが、実は人柄がにじむ部分にこそ、信頼に繋がる鍵があります。
コメントを残すときは、共感+自分の視点や気づき一言添えるのがおすすめ。
第三者の読み手にも学びが伝わるように投稿すると、あなたの価値が広がるきっかけにもなりますよ。
⑨ 完璧じゃなくてOK!まず出そう
ここまでたくさんのことを書きましたが、一番大切なのは「行動する事」
気負いすぎてなにも投稿しないよりは、まずは小さな気づきだけでもOK。
出してみないと反応も学びも得られないんですよね。
完成度70%でも投稿しましょう。
タイムラインはすぐに流れていきます。
完璧を目指すより、まずは発信を「続ける」ことがなにより大切です。
⑩ 書けないときはAIと会話してみよう
わたしも発信の壁にぶつかったとき、AIにとても助けられました。
ChatGPTのようなツールは、言い回しを整えたり、ターゲットを見直す、発信の軸を整理したりするのにとても便利です。
一人で抱え込まずに、完璧じゃなくても「出せる形」に持っていくために、24時間いつでも話し相手になってくれるAIを頼ってみるのがおすすめです。
- アカウント設計:発信軸やターゲットの壁打ち
- ジャンル&トーン整理:キャラのブレ防止
- 自分らしさの言語化:強み・価値観を抽出
- 投稿ブラッシュアップ:ネタ出し・構成調整
X発信のNG発信例と「自分を売り込む」際の注意点
ついやってしまいがちなNG発信と、
それに伴う「自分を売り込む」上での注意点を見ていきましょう。
🔸誰向けかわからない投稿はしない
(例:「今日は頑張ったー」といった日記のような投稿)
🔸無言の引用リプはしない
(スタンスが見えないため、相手にも他の読み手にも響かない)
🔸ハッシュタグつけすぎNG
(2つまでがベターです。多すぎても実は意味がないんです)
🔸情報だけで終わらせない
(「で?どうなの?」まで書くことで、読者の考えるきっかけや行動に)
🔸作業報告だけ
(価値が伝わらない典型例。「〇〇の作業を終えました」ではなく、
「〇〇の作業を通じて、△△な課題を解決できました」と伝えましょう)
投稿の「型」と「切り口」で「自分を売り込む 」
でも実際「何を書けばいいの?」って迷ってしまいますよね。
そんな時にすぐに使えるネタの切り口をご紹介します。
わたしもこれらの型を使い始めてから、ネタに困ることが格段に減りました。
是非、今日からの発信に活かしてください。
投稿の型
①【共感 ⇒ 結論 ⇒ 理由や体験】
感情を入り口にして、本質へ
読者の感情を入り口にして、あなたの投稿の本質へとスムーズに導く型です。
「私も〇〇で悩んでいました…その時、△△に気づいたんです。なぜなら…」
のように、自身の体験を交えるとより響きます。
②【ビフォー ⇒ アフター ⇒ 気づきや工夫】
変化のストーリー(実績紹介にも◎)
変化のストーリーは、読者に強いインパクトを与えます。
実績紹介にも最適です。
「以前は〇〇に苦労していましたが、△△の工夫で解決できました。その結果…」
のように、具体的な変化とあなたの工夫を伝えることで、あなたの専門性や問題解決能力を示すことができます。
③【問いかけ ⇒ 気づき/自論】
「わたしのこと?」を引き出す型
「これ、わたしのこと?」と読者に思わせることで、興味を引き出す型です。
「もしあなたが〇〇で悩んでいるなら、それは△△が原因かもしれません。」
のように問いかけ、それに対するあなたの見解や気づきを提供することで、読者はあなたに共感し、深く考えるきっかけを得られます。
投稿ネタの切り口:6選
型が分かったら、次は「何を書くか」です。
あなたの普段の業務や経験の中にこそ、自分を売り込む フリーランスとして価値のあるネタが隠れています。
🔹失敗談
完璧な人間よりも、失敗から学び、成長する姿に人は共感します。
「こんな失敗をしてしまったけれど、そこから〇〇を学び、今では△△に気を付けています」という発信なら、人間味と信頼性が高まりますよね。
あなたの挫折や壁をどう乗り越えたか、赤裸々に語ってみましょう。
🔹業務の工夫
普段の仕事で実践しているちょっとした効率化術や、クライアントへの気配りなど、プロとしての視点を見えると
「この人、仕事ができそう」と思いますよね。
会社員時代の当たり前スキルも、フリーランスの視点で見直すと立派な価値ですよ。
🔹お客様対応
お客様とのやり取りで心がけていること、感謝されたこと、印象的だったエピソードなどは、あなたの誠実さやコミュニケーション能力をアピールする絶好の機会です。
信頼と細やかさが伝わり、読者に「この人なら安心して任せられる」と感じさせます。
🔹よくある質問
クライアント候補が抱えがちな疑問や不安を先回りして解消する投稿は、あなたの専門性を示すだけでなく、読者の潜在ニーズを捉えることができます。
🔹過去の自分へ新しい気づきを与える
それを知る前の自分、あるいは会社員時代の自分に
「もし今の知識でアドバイスするなら?」
という視点で書くことで、読者の共感を呼び、あなたの成長を示すことができます。
🔹学びのアウトプット
読んだ本やセミナー、新しく学んだツールなどから得た知識を、あなた自身の言葉でまとめることで、成長意欲と常にインプットを怠らない姿勢をアピールできます。
たとえ実績がなくてもそれを理由に発信をしないのはもったいないです。
大切なのは、「誰の・どんな悩みをラクにしたいか?」を言語化すること。
「勉強中」「準備中」という状況でも、実は価値になります。
むしろ、完成形より“向かっている途中”が共感されることもあるんです。
まとめ|X発信の本質
いかがでしたか?
かつて「自分には価値がないかも…」 と思っていたわたし。
でもX発信を通じて「自分は誰か?」「誰に届けるのか?」という土台を築くことの重要性に気づきました。
大切なのは、スキルをただ見せるのではなく、
それが“誰かの役に立つ”「価値」に変換して伝えること。
感情や変化、問いかけを取り入れた投稿は、
読者の心を動かし、あなたへの興味を引き出します。
そしてXは「ただのSNS」ではなく“未来の依頼者への提案書”になるんです。
完璧を目指す必要はありません。
完成してなくてOK。「進んでる姿」こそが、共感と信頼を生み最終的には仕事へと繋がっていきます。
一人で悩まず、一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたの挑戦を心から応援しています。一緒にがんばりましょう!