「作文得意だったのにWebライティングうまく書けない」
「なにをどう意識すれば読まれる記事になるの?」
そんなふうにモヤモヤして、記事を書く手が止まっていませんか?
文章を書くのが得意だったのに、Webライティングになると急に戸惑ってしまう。
そんな方は意外と多いのではないでしょうか。
わたしも同じでした。
子育てと仕事に追われながら、40歳未経験からWebライターとしての一歩を踏み出しました。でも、思うように書けず、時間ばかりが過ぎる日々。
でも、あるとき気が付いたんです。
書けないのは「才能」のなさではありません。
ただ「型」を知らなかっただけなんです。
【文章の書き方の基本】を理解して【型】を使うことで
誰だって読まれる文章が書けるようになります。
・文章にはどんな種類があるの?
・書けるようになるための最初の一歩とは?
・忙しくても続けられる効率の良い練習法は?
「どう書けばいい?」から「これなら書けそう!」に変わるきっかけになると嬉しいです。
基本は「正しさ」ではなく「心を動かすこと」

学校では「起承転結」や「文法の正しさ」を学んできましたよね。
でも、Webライティングではそれだけでは足りないんです。
なぜなら、正しい日本語で書くだけでは読まれないからです。
Webライティングで大切なのは「誰に、何を伝えて、どう行動してほしいのか」です。
つまり、読者の心を動かすことがゴールなんです。
この視点が、いわゆる「コピーライティング」の考え方です。
伝わる文章が書ける「コピーライティングの型」

「心を動かすなんて、なんだか難しそう」
そう感じた方も安心してください。
初心者でもステップに沿って書くだけで読まれる文章になる「型」があるんです。
「型」はたくさんありますが、中でもまずオススメなのが「QUESTフォーミュラ」と「GDTの法則」を使った書き方です。
この2つを抑えるだけで、文章が一気に変わります。
QUESTフォーミュラの5ステップ
QUESTは、つぎの5つの流れで構成されます。
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Q(Qualify):誰のどんな悩みに向けて書いているかを示し、興味を引く
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U(Understand):その悩みに共感し「分かってくれてる」と感じてもらう
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E(Education):その悩みの解決策を提示し、読者に希望を持ってもらう
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S(Stimulation):悩みを解決できた未来をイメージしてもらい、行動したくなる気持ちに刺激を与える
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T(Transition):今すぐできる具体的なアクションを案内する
この順番で構成すると、読者は自然と読み進め、最後に行動したくなります。
たとえば、有名な例では、ライザップの広告がまさにこの型!
日常でも、テレビショッピングや広告などにもこの型は多く使われていますよ。
GDTの法則(Goal/Desire/Teaser)
もうひとつ、覚えておくといいのがGDTの法則(Goal(目的)/Desire(欲望)/Teaser(本性)です。
人は、好奇心や欲望、目標といった感情で動くもの。
これを理解していれば、Webライティングでも強力な武器になります。
Goal(目的) | 人は誰しも時間とお金をかけず、楽をして物事を達成したいと思っている |
Desire(欲望) | しかし、時間やお金をかけてでも、富や愛や快適さを求める |
Teaser(本性) | さらに、希少性の高いものや好奇心をくすぐるのもに弱い性質をもっている |
これを意識することで、「行動につながる言葉」を自然と選べるようになります。
忙しくてもできる「15分×5日」で1記事完成

型を使って書くことが習慣化すれば、「時間がない」が言い訳にならなくなります。
たとえば、子どもが起きる前の朝や、昼休憩のすきま時間に15分だけ構成を考えるだけでも、しっかり前に進めます。
実際にわたしも家事と育児と仕事の合間にこの方法で書いています。
1日目 | ペルソナを1人決めて、悩みを想像する(Q・Uの準備) |
2日目 | その悩みに対して、どんな解決策があるか考える(E) |
3日目 | 解決後の未来やベネフィットを言語化する(S) |
4日目 | 読者が取れる行動・次のステップを整理する(T) |
5日目 | 全体を通して見直し&完成させる |
このサイクルで書くと、忙しい日々の中でも無理なく継続できます。
特に「誰のために書くのか」が自然と意識できるようになるのが大きなメリット。
構成を考える時点で「これは誰に刺さる?」と考える癖がつくことで「正しい文章」から「届く文章」へと変化していきます。
AIとの共存も最強の武器に

文章を書く上で、AIも強力なサポートになります。
「頭ではなんとなく分かってるけど、言葉にできない」
文章を書いていると、そんな壁にぶつかることって多いですよね。
でも、AIはその言葉になる前のモヤモヤした状態を整理する手助けをしてくれます。
たとえば、
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思っていることを箇条書きで投げれば、構成に整えてくれる
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言い回しに悩んだとき、自然な表現を複数提案してくれる
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自分では気づかなかった視点や、共感を呼ぶ言葉も広げてくれる
最初から完璧を目指す必要はありません。
AIにざっくり投げて、出てきた案をもとに自分の視点で整えていけばOK。
そうすることで、書くハードルがぐっと下がります。
構成を考えたり、言い回しを広げたり、誤字脱字をチェックしたりと、AIは「語彙力強化」や「下書きの壁越え」において最高のパートナーです。
もちろん、AIは万能ではありません。間違った情報や不自然な表現をすることもあるため、最終的な判断は必ず自分自身で行うことが大切です。
「どんな文章を書きたいか」「誰に届けたいのか」
それさえブレずに問うことができれば、AIは、それに応えてくれる頼もしい助手です。
毎日15分で「書ける自分」を育てていこう

まずは、型に沿って1記事書いてみましょう。
QUESTフォーミュラを使って、毎日15分ずつ進めば、1週間で1記事が完成します。
「こうやって書けばいいのか」と体験することで、書くことへのハードルはどんどん下がるはず。
Webライティングでつまずきやすいのは
「何から書けばいいかわからない」
という最初の迷いです。
でも、今回紹介した「型」を知っていれば、迷わず書き始めることができます。
そしてその「型」は、忙しい日常の中でも書くことを習慣化する強力な武器です。
毎日15分ずつ、少しずつでも前に進めば、気づいた頃には「書ける自分」になっています。
さらに、あなたにはAIという頼れるパートナーもいます。
構成づくりや言い回し、アイデアの整理など、あなたの中の「うまく言葉にできない思い」を、AIが一緒に言語化してくれます。
完璧じゃなくても、あなたのペースで、あなたの言葉で大丈夫です。
型とAI、この2つをうまく使えば、きっと文章を書くことが楽しくなりますよ。
まずは15分から始めてみましょう!