「フリーランスって不安定だよね?」
「子どもに時間は使えるかもしれないけど将来大丈夫?」
「スキルある人がやることじゃないの?」
そんなふうに言われると
「フリーランス、やめたほうがいいのかな…」
と悩んでしまいますよね。
わたしも実際に「フリーランスやめたほうがいい」と何度も言われました。
心配をしてくれている気持ちはわかるけど、正直グサッと胸に刺さりました。
その頃、仕事と家事とワンオペ育児追われ、わたしは気持ちの余裕を失っていました。
子どもにつらく当たってしまう自分に自己嫌悪ばかり。
「子どもとの時間も収入もあきらめたくない」
「家にいながらできることを仕事にしたい」
そんな思いからフリーランスという働きかたに希望を見出していました。
だけどその気持ちを
「そんなの甘い考え」
「どう考えてもフリーランスはやめたほうがいいよ」
と言われたようで、胸がギュッと痛くなったんです。
「大変でもやってみたい」という気持ちと「やぱりフリーランスやめたほうがいいのかも」という不安の中から抜け出せない日々。
それでも、いったん止まって考えたからこそ見えた現実がありました。
この記事では、「フリーランスやめたほうがいいよ」と言われて悩んだわたしだからこそ【それでも進んだ理由】を正直に書いていきます。
「やめたほうがいい」と言われる本当の理由

「フリーランスは不安定」
そう言われるのはただのイメージだけではありません。
- スキルを身につけることに時間がかかる
- 実績ゼロからなかなか案件が獲得できない
- 家庭と両立できなくなりストレスを感じる
- 身近にいた人がうまくいかなくなり挫折
これはわたしが経験したリアル。
そんな不安要素が相手の未来に重なって見えて「フリーランスやめたほうがいい」と言われるのはごく自然な心配の気持ちです。
特に、家事や育児、介護など自分以外の誰かに時間とエネルギーを使う女性にとって、自分のペースで働くことがどれだけ難しいことかなんて痛いほどわかってる。
「フリーランス向いてないかも」と感じるのは自分がダメだからではありません。
構造的にしんどい状況があるだけなんです。
それでもフリーランスを選んだ理由

ではなぜそんな状況でもわたしが『挑戦してみたい』と思ったのか。
それはやはり『子どもと一緒にいられる時間』を大切にしたい気持ちが強かったから。
子どもが体調を崩した日に誰にも迷惑をかけずに子どもに寄り添える。
朝子どもがおねしょをしていても慌てず洗濯機を回しながら仕事ができる。
たったそれだけのことで「やってよかった」と思える日があるんです。
もちろん、フリーランスならなんでもすぐに理想が叶う!というわけではありません。
収入がすぐに安定するわけではないし、心がへし折れそうな日もたくさんある。
でも、他人軸ではなく自分で選んで、自分で決めて、自分で整えていける。
そこに納得し、やりがいと希望をもって臨めるんです。
これは通勤して決まった時間を拘束されて働いていたころには得られなかった感覚でした。
わたしが不安と向き合うために整理したこと【3選】
しかし『勢い』だけでは続きません。でも『不安』ばかりではなにもはじまらない。
だからわたしは、はじめる前に次の3つの事を整理しました。
① 生活費のシュミレーション
当時派遣社員でしたが、3年の契約が切れる目前だったためフリーランスになったときの生活をシュミレーションしました。
✓扶養内で働くならどこまで稼いでOKか?
✓最低限、どれだけあれば生活できるか?
扶養の壁と、月収の目安を見える化することで「いきなり10万以上稼がなきゃ」というプレッシャーから解放されました。
② 情報の見極め方
InstagramやYouTubeでは成功例があふれています。
でも、誰の言葉を信じるのかは自分で決めなくてはいけません。
キラキラした発信に惑わされず、冷静に自分の感覚を信じることも必要です。
わたしは40歳という年齢だからこそ、ゆっくり時間をかけて学ぶ余裕はないという判断で、あるオンラインスクールに入りました。
スクール選びも、自分が本当に信じられると思うまで比較検討を重ねました。
③ スキルと時間の棚卸
実はここは、オンラインスクールに入った後に整理したことです。
最初から完璧に『自分のスキル』『働く時間』『学ぶ時間』『子どもと向き合う時間』『家事の時間』これらすべてが全部見えている状態ではありませんでした。
「実際、今のわたしに何ができるのか?」
「どの時間をどう使って積み重ねていくのか」
自分の強みとスキルアップに充てられる時間を書き出しました。
そうすることで、過去の仕事や好きな事の中には『今からでもできること』が意外とあったんです。自分には何もないかもしれないなんて思う必要はありませんでした。
✓事務の経験 → クラウドワークスで需要があった
✓文章を書くのが好き → ブログやSNSのライティング案件がたくさんある
これらをひとつずつ明確にしていく中で、進む道を整えていきました。
最初から完璧な人なんていない。
整えながら進めばいい。
というわたしの感覚は、あの時の自分にとっての救いだったと思います。
やめたほうがいいのは〇〇なとき

ここまで読んでいただいて
「でも、やっぱり自信がない」
という人もいると思います。でもその感覚は大切です。
なんとなく稼げそう!と思って迷走した過去や、睡眠時間を削ってまともな判断が出来なくなったことがあるわたしだからこそ、フリーランスになるのをやめておいた方がいい時もあると思っています。
✓ フリーランスになる明確な目的が見えていないとき
✓ 自分の気持ちと暮らしがごちゃごちゃで決断をする余裕すらないとき
✓ 「向いているかどうか」ばかり不安で身動きがとれないとき
✓ 自分で決めて、自分で働きかたを作っていくことに正直ビビってるとき
そんなときは、このまま動いてもきっと「続かないな…」ってどこかで分かってるんですよね。
そんな時は
「やめたほうがいい?」と悩むのではなく
「どうしたら続けられる?」と考えるチャンスの時!
立ち止まって頭を整理することからはじめましょう。
「仮決めでもいい」わたしが進めている理由

実際のところわたしはフリーランスになる覚悟が最初からあったわけではありません。
「ほんとにやれる?」
「正直、不安…」
そんな気持ちがあったことも事実です。
でも試すように小さいことからやってみたら、ちょっとした成果が積み重なっていく感覚が掴めたんです。
✓ クラウドワークスではじめてもらった『500円のタスク報酬』
✓ 執筆した記事に「とてもわかりやすい」とクライアントから言ってもらえた
✓ SNSの発信からお仕事の相談が来た
そんな小さな「成功体験」の積み重ねがわたしの心を支えてくれました。
向いているかどうかなんて最初はわかりません。
『向いていない人の特徴』に惑わされず、やりながら自分で自分の道を整えていく。
そう思えるようになったのが、わたしの進めている理由です。
フリーランスやめておいたほうがいい?と悩んでる人へ

フリーランスになるかどうかは、あくまで手段です。
『フリーランスやめたほうがいい』と感じるときは
フリーランスという働きかたを【手段】ではなく【目的】にすり替えてしまっているのかもしれません。
本当に目指していたのは
✓ 子どもとの時間を大切にできる働きかた
✓ 自分の力で収入を得る
✓ 時間と場所に縛られない働きかたがしたい
そんな【理想の暮らし】だったはずです。
だから、フリーランスはその理想の暮らしを実現するための手段に過ぎない。
悩んだときはつぎの3つをもう一度見直してみてください。
【理想の暮らし】→【そのための目標】→【目標を達成するためのステップ】
そうすれば自然と
「じゃあ、今わたしができる小さな一歩ってなんだろう?」
と道が見えてくるんです。
✓ 今日の夜、5分だけでも【自分が本当はどうしたのか】をメモしてみる
✓ クラウドソーシングサイトに登録して1案件覗いてみる
✓ 自分の強みを3つ書いてみる
まずは、そんな小さな一歩からはじめてみませんか?
フリーランスはやめたほうがいい?と悩むのは、しっかり前を向いて一歩進んでいる証拠です。
一緒に自分を諦めない働きかたを探していきましょう。
あなただったら、どんな未来のために今の一歩を選びますか?
最後までお読みいただきありがとうございました。