バレンタインやホワイトデーが、実はマーケティング戦略の一つだと知っていましたか?
わたしは現在、在宅ワークでの収入アップを目指しマーケティングを学んでいます。
その中で、ビジネスだけでなく普段の生活にも役立つ心理の法則があることに気が付きました!
この記事では、そんな普段の生活にも役に立つマーケティング手法のひとつである
【返報性の原理】について書いています。
この心理を知るだけで、ビジネスの成果はもちろん、人間関係も変わるかも!
ビジネスに挑戦したい方、子どもに手を焼いている子育て中のママ、人間関係を良好に保ちたい方。
そんな方々に最後まで読んでいただけると嬉しいです。
返報性の原理とは

人は、相手から何かを受け取ると「お返しをしたい」という気持ちになります。
挨拶されたら、挨拶をしかえす。
にっこりされたら、にっこりしちゃう。
殴られたら、殴り返したくなる。
ごくごく自然な感情です。
こんな経験ありませんか?
✓化粧品の無料サンプルをもらって使い心地が良かったから商品を購入した
✓スーパーで試食をもらって美味しかったから購入した
✓アパレル店員さんの印象が良くて、つい予算以上に買ってしまった
こんなことも全部、お返ししたくなる心理からくる行動です。
この心理をうまく活用することで、マーケティングでは販売促進に繋げています。
・無料のサンプルやギフトを提供することで、顧客の購買を促進する
・無料コンテンツを提供して有料サービスへの申し込みに繋げる
・次回使えるクーポンなどを発行しリピート購入を促す
こういった返報性の原理は、4つの種類に分類することができます。
(1) 好意の返報性
相手から親切にされたり好意を受けたときに、そのお礼やお返しをしたいと思う心理です。
例えば、InstagramなどのSNSを通じて『いいね』の機能。
自分の投稿に『いいね』をつけてもらえると、相手の投稿にも『いいね』でお返しをしたくなります。
好意を持ってほしい人に、まずは自分から好意を見せることで相手からも返ってきます。
先日、子どものお誕生日に「生れてきてくれてありがとう」と笑顔で伝えたら、子どもも最高の笑顔を返してくれました。
(2) 敵意の返報性
相手が冷たい態度や攻撃的な態度だと、こちらもつい同じような態度で返してしまいます。
受けた敵意で自分が攻撃的になってしまうと、その敵意がまた自分のところからかえってきて悪循環。
素っ気ない態度をとられて、こちらも距離をとってしまっては良好な関係は築けません。
家庭でも、強い口調で指摘をすると相手も防衛的になりやすいですよね。
そんなネガティブな悪循環を断ち切るためには「いつもありがとう」「助かってるよ」と言葉を変えて、自分から温かい対応を心がけると関係が和らぎます。
(3) 譲歩の返報性
「相手が譲ってくれたから、自分も譲らなきゃ」と思う心理のことです。
人からもらった『親切』にお返しをする。好意の返報性に近い心理です。
例えば、電気屋さんで購入するか迷った家電製品を【特別に割引】してもらったとき。
それが予算オーバーでも、「割引をしてくれたから」と購入を決断するようなケースです。
『一度断られたあとに、少し条件を下げると相手がOKしやすくなる』という心理でもあります。
「知らないうちに誘導されていた」ということにならないように注意しましょう。
「最初の条件よりマシだから」と決めるのではなく「本当に自分にとって必要か?」を見極めることが大切ですね。
(4) 自己開示の返報性
相手が心を開いてくれると、自分も心を開いて接したいと思う心理の事です。
自分のことを話してくれると、こちらも自分の話がしやすいですよね。
SNSで自分の悩みを発信したとき、
「私も実は同じような悩みを持ってる!」といった思わぬ反響をもらった経験ががあるかたも多いのではないかと思います。
子どもと喧嘩をしてしまったときに
「さっきは怒ってごめんね。ママちょっと疲れてて…」
と先に感情を伝えることが出来たら、子どもも「ごめんね」が素直に言いやすいはずです。
純粋なGive!

返報性の原理を知って、わたしは日常生活に役立っています。
子どもへの声掛けも笑顔が返ってくるように少し気をつけてみる。
ささいなことですが、小さなストレスが減りました。
この返報性の原理をうまく活用するためには重要なことがあります。
それは【見返りを求めない】ことです。
バレンタインデーとホワイトデーも返報性の原理の身近な活用した一例です。
バレンタインデーに貰ったものに対して、それ相応のものをお返ししたくなる。
しかし、見返りを求められて『スッ』と心が離れてしまった経験はないでしょうか。
『この人、お返しを期待しているんだ…』
そう思った途端に、人は気持ちが冷めてしまうもの。
大切なのは【純粋に相手のことを思ってやる】
そうすることで、相手に負担をかけずにすみます。
負担がなければ相手も自然と「この人といると心地良い」と感じるはず。
それが、結果的に信頼や良い関係に繋がります。
ギブアンドテイクという考え方がありますが、
結果、何かされるたびに「恩着せがましいな」と思うと、良好な関係は築けません。
テイクを求めない『純粋なギブ』が自然と自分に返ってくる。
そういうものだと理解しておけるといいですね。
メリットで人は動かない

ビジネスも日常生活も、メリットを伝えるだけでは良好な関係を築けない。
そういったことも理解しておくことが重要です。
楽しいから遊びに行こう!
便利だから買って!
それだけでは人はなかなか動きません。
相手が行動をしてくれるかどうかは、普段からの見返りを求めないギブが鍵。
また、そこに信頼関係があるかが大きなポイントです!
なにかするときに、いちいち見返りを求めない。
相手が喜んでくれたらそこでOK!
という気持ちでいることが、結果として自分の利益になるということですね。
有名な著名人や成功者は多くの寄付やボランティアをしています。
震災の時に多額の寄付をしたり、現地へ向かい炊き出しをする。
近年、そんな姿はテレビでもよく取り上げられます。
そこまで大きな力は今はなくても、自分にできる純粋なギブを毎日積み重ねていたら
気づけば返報性の原理で大きな贈り物がくるかもしれません。
わたしたちママは見返りを求めずに家事と育児をしています。
もう、毎日がギブの連続です。
でもそこに見返りを求める気持ちはありません。
親孝行したいと思うのは返報性の原理だったんですね。
まとめ

返報性の原理は、ビジネスにも日常生活にも役に立つ考え方です。
大切なのは見返りを求めずに相手を思うこと。
純粋なギブを続けた先に【信頼】が生まれ、自然とお返しが返ってくるもの。
人は、自分がされて嬉しいことには自然と感謝の気持ちを持ちます。
それが良好な関係やビジネスの成功に繋がるということなんですね。
がんばるママが少しでもラクになる考え方が見つかれば嬉しい。
そんな気持ちで、わたしはこのWebサイトにコンテンツを残していきたいと思います。
また覗きに来ていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。