わたしは、派遣社員歴10年の40歳。
6歳と3歳の子どもがいます。
派遣社員として働いている方の中には
【3年ルール】について気になる方も多いのではないでしょうか。
「なぜそんなルールがあるの?」
「3年以上働けないなんてひどい!」
「3年ルールは廃止されないの?」
わたしも40歳という年齢で3年ルールの壁に直面しています。
子どもも小さいので、すぐに次の職場が見つかるか不安に思いました。
今回はわたしが調べた【派遣社員の3年ルール】の実態について解説します。
💡この記事を読むとわかること
・派遣社員の3年ルールの概要
・3年以上働く方法
・3年ルールのメリットデメリット
「派遣会社から何も聞かされていなくて知らなかった…。」
なんて、後から慌てなくて済むように、今からしっかり理解しておきましょう!
派遣社員として働いている方はもちろん、これから派遣社員として働きたいと思っている方もぜひ最後までお読みください!
3年ルールとは

簡単にいえば、同じ派遣先で3年以上は働けないということ。
これは、労働者派遣法という国の法律で決まっていることなんです。
なので、派遣会社や派遣先の企業が勝手に決めたことではありません。
※ただし、場合によって3年以上働き続けられることもありますので、後ほど解説します。
どんな目的でいつからあったの?
このルールは、2015年の法改正で導入されました。
目的は、派遣労働者の雇用を安定させること。
労働者派遣法では『派遣就業は臨時的かつ一時的なものであることを原則とする』
としています。
そのため
「3年も人材が必要なら、自社(派遣先)で直接雇いなさいよ!」
というのが、労働者派遣法の考え方。
わたしは2014年から派遣社員として働きはじめ現在に至ります。
しかし、3年ルールの壁に直面したのは今回が初めて。
理由は、この10年の間に結婚を機に引っ越しをして派遣先を3年経たずに変わったことや、2度の妊娠出産で継続して3年の契約に至ることがなかったからです。
幸いと言えば幸いですが、40歳の今になって直面した3年ルールの壁はとても高く感じました。
3年ルールの対象者
対象になるのは、派遣会社との契約が『有期雇用契約』となっている派遣社員です。
わたしは有期雇用で、3か月ごとの更新で契約をしています。
一般的に派遣社員の方は、この有期雇用の方が多いと思います。
詳しくは、派遣会社に確認するか契約書を確認するのが良いでしょう。
廃止されないの?
今のところ廃止される予定はありません。
雇用安定や正社員化の促進を目的として、制度の見直しが行われる可能性はあるということです。
しかし、その観点で考えると、この制度がまったくなくなる可能性は低いのかなと感じました。
※個人の感想です。
3年以上働き続けられる場合とは?

有期プロジェクトに関わっていたり、60歳以上であるなどの理由で3年ルールが適用されないケースもありますが、基本的には3年が目途になります。
ただし、有期契約雇用の派遣社員が3年経過したからといって絶対に辞める選択しかない!というわけではありません。
今の職場で働き続けたい!という方は要チェック。
3年以上働くには以下の3パターンがあります。
①同じ派遣先で部署移動をする
前提として、移動できる部署や課があればの話です。
異動して働き続けられる環境なのかは、派遣先や派遣会社へ確認するのが良いでしょう。
同じ派遣先でも部署を異動すれば、改めて新しい仕事や人間関係になります。
これまでの働きが認められて、派遣先の方から「部署を異動してでもあなたに居てほしい」と打診されることもあるようです。
②派遣会社と無期雇用の契約を結ぶ
派遣会社と『無期雇用の契約』を結ぶことができると、3年ルールの対象外となります。
契約の更新が不要になり、これまでの収入や雇用が安定するのがメリットです。
デメリットがあるのか調べてみるといくつかでてきました。
✓希望しない職場に派遣される可能性がある
✓派遣先の紹介を断れない
✓派遣先からの直接雇用が難しくなる
派遣社員ならではの自由度が下がる可能性があるので、無期雇用を検討する場合は派遣会社へしっかり確認する必要がありそうです。
③派遣先に直接雇用してもらう
派遣先に直接雇用してもらうことができれば、同じ職場で働き続けることができます。
これは、派遣先が「今後も継続して働いてほしい」という要望と、本人の「今後も継続して働きたい」という希望が合致してはじめて契約することができます。
ただし、直接雇用といっても、必ずしも正社員というわけではありません。
パートやアルバイト、契約社員も直接雇用ということになります。
直接雇用の契約を結ぶ場合は、労働条件が自分の意向と合っているか必ず確認しましょう。
3年ルールのメリット・デメリット

派遣の3年ルールを【よい制度】と捉えるのか、それとも【ひどい制度】と捉えるのかは人によります。
3年というタイミングで直接契約の機会があるのは大きなメリットかもしれません。
しかし、今の環境で派遣という働きかたに満足している人にとっては困った制度です。
新たな職場で人間関係を形成したり、新しい仕事を覚えることはなかなか大変です。
わたしのように地方で暮らしていて、40歳という年齢ともなると次の働く先も限られてきます。
とはいえ、3年のルールは迫ってきます。
直前になって焦るより、前もって理解しておけば、その時の環境に合わせた判断ができるのではないかと思います。
まとめ

派遣の3年ルールは『有期雇用の派遣社員が同じ職場で働けるのは3年まで』
という上限があるということです。
一部例外はあるものの、原則として派遣社員にはこのルールが適用されます。
派遣先と直接雇用のチャンス!と捉えることもできますが、
一定のデメリットもあることを理解しておきましょう。
わたしは現在、3年の派遣の契約が迫るのを目前に【在宅ワーク】に切り替えるべく、そのためのWebスキルを身に付けているところです。
働いて稼ぎたいけど、どんどん成長する子どものそばにいたい。
そんな気持ちを両方実現するためです。
子どものために働く意欲が生まれることはあると思いますが
あくまでも仕事と育児を両立できていてのことだと思います。
自分らしく働く選択肢の一つとして【在宅ワーク】に挑戦しています。
現在挑戦している内容はこちら。
気になる方は、よければ覗いてみてください。
がんばるママの少しでも参考になっていたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。